創作って、感性だけでできているものではなく、絵を描くときも、実はいろいろなことを選んでいます。どんな構図にするか、どの色を使うか、何を描くか、どこを大切に見せたいか。最初はなんとなく選んでいるようでも、作品について考えたり、いろいろな作品を見たり、時には自分の作品を人に見てもらったりする中で、自分の考えや大切にしたいことが少しずつ見えてくることがあります。
その気づきを言葉にしていくと、自分の考えが少しずつ整理されていきます。つまり創作は、描く力だけではなく、自分の感じたことや考えたことを言葉にする力にもつながっていると思うんです。そして作品を人に見てもらうことは、自分の表現が誰かにどう伝わるのかを知る機会にもなります。
創作を通して自分を知り、自分の思いや考えを人に伝える。その積み重ねが、自然とコミュニケーション力を育てていきます。AI時代だからこそ、人間に必要なのは「うまく描くこと」以上に、自分の感覚を見つめ、言葉にして、人とつながる力が大切になっていくと日々感じています。


